フリーエンジニアに定年がないことの利点

フリーエンジニアになるということは様々な不安と闘うことでもあります。仕事は安定せず、保険も効かず、おまけに退職金もないからです。

しかし、そこには大きなチャンスもあります。それは、フリーエンジニアには定年退職がないということです。日本の場合、新卒が定年退職まで働いたとすると、それで受け取ることのできる退職金の平均額は1200万円ほどです。定年退職の年齢が60歳とした場合、退職金を受け取った人間は、フリーの人間と比べてその時点で1200万円のアドバンテージがあることになります。

けれど、フリーエンジニアの年収が600万円として、その後も今まで通り働き続ければ70歳までに6千万円を稼げます。一度定年退職した人間が再就職して70歳までに、退職金の1200万円を差し引いた4800万円を稼げる可能性を考えるとどちらが有利かは一目瞭然です。しかし、フリーでも70歳の人間が若い時と同じくらい稼ぐのは難しいと思うかもしれません。だけど、最近の70歳はみんな元気です。会社勤めであれば大変かもしれませんが、慣れ親しんだ仕事を、パソコンを使って行うくらいなら十分可能でしょう。

そう考えれば、フリーになるより、定年退職まで勤め上げる方が将来安泰というのも正しいかどうか分からなくなってしまいます。
特に、高齢化社会になった現代では、老いても働き続けることのできるポジションを築いておいた方が有利かもしれません。